FIRST Robotics Competition支援奮闘記

CoderDojo Advent Calendar Day11 として書いております。平井インターネット研究所の所長でございます。このブログでは滅多に現れませんが、今日は登場してみました。

皆さんは、「ロボットコンテスト」というと何を思い浮かべるでしょうか。直ぐに思いつく範囲としては、NHKの高専ロボコンが思いつくでしょう。他にも、有名所としては、自律走行にフォーカスしたETロボコンWROなどが存在します。
今回紹介するのは、FIRSTというアメリカの非営利法人がやっている、FIRST Robotics Compention (通称FRC)というものです。FIRSTのキャッチフレーズである「MORE Than ROBOTS」の通り、ロボット作りだけに限らず、ロボット周辺にある様々なことも学ぼう!というプログラムです。

日本では、FLL JR, FLL という、中学生以下のプログラムについての予選会などを行っているのですが、 高校生向けのFRCについては、今のところ直接参加する他ないようです。

偉そうに語っておりますが、自分もこんな世界があったことは、今年の夏までは全く露知らずだったわけであります。知ったきっかけとしては、CoderDojo千葉県への一通の問合せでありました。

初めまして。
中嶋花音といいます。今回はお伺いしたいことがあってご連絡をさせていただきました。
私は今東邦大付属東邦高校2年で、来年の1月から4月にかけて開かれるFIRST Robotics Competition という国際ロボティックス大会に出るためにチームを千葉で新規作成しようと、今は活動場所、メンターの方々、メンバー(中3から高3まで、生徒の通学する学校を問わず)として一緒に活動したい方々を集めようとしているところです。
Coderdojo さんの方で上記いずれか、またはどんな方法でも、チームを支援していただくことは可能でしょうか?
問合せがあったのが、5月4日。当時、中嶋さんは日本におらずミネアポリスに留学中でありました。その中で、FRCに参加するアクティビティを経験したようで、日本でも是非チームを作りたいとのことでした。
なるほど、そいつは面白そう!ということで、気軽な気持ちで「いいよ〜。何が出来るかは知らんが、CoderDojo Chiba として、できる範囲で支援するよー」なんてメールを返したのでした。(どうやら、他のいろんなところに打診したようなのですが、OKをしたところはなかったようです。)
恥ずかしながら、自分はWebな人間でありまして、ハードの類はArduinoを少々触れる程度であります。
いきなり国際大会ということで、かなりリスキーそーなプロジェクト(実際リスキー)にしか感じられないのですが、なぜ引き受けたのかという点があるかと思います。
元々CoderDojoを千葉で開いた理由が、自分が中学生ぐらいのころの「プログラミングをやりたいんだが、どこに相談したらいいのか、全く見当つかねぇ…本も田舎だから、よいのが図書館にねぇ。。」(当時2005年くらい)から来る悔しさだとか、中学校に部活動がほぼ運動部しか無い上に、ほぼ強制参加というダメなシステムに対する反抗心なので、こんな感じで若い人に「相談に来てくれたら」来るもの拒まずに行くぜ!というポリシーで運用しております。
しかし、フタを空けてみれば、やはり厳しさが待っております。
  • 資金調達
    • 参加費だけで 6,000ドル。つまり、70万相当。この料金の中には基本的なロボット製作に必要な素材が含まれる。個人的には 6,000ドル以上の価値はあると思う。
    • 資金調達も社会勉強としてやりなさい」というプログラムで、この辺がアメリカ的な甘くない感じを演出している。
    • 日本では大会をやっていないので、渡航費・運送費についても考慮の必要あり。
  • ロボット製作経験
    • 彼/彼女達は別にロボット製作経験が豊富というわけでもない。
    • 高専などではない。
  • 知識面
    • ロボット制作だけでなくFRC自体よくわかってないメンターとチームメンバー達。
    • プログラミングスキルは学校の技術・情報の授業でBASIC (!?) を多少やった程度。
  • 期間
    • ロボット製作自体はルール発表から、6週間という短さの中で行う必要がある。
    • チーム作成自体が夏〜秋にかけて行われたので、知識面の補充。

言語面に関しては、特に不自由なく英語を話すメンバーがいるという感じなので、あまり問題とはしませんでした。ここはかなりのアドバンテージかもしれません。

FIRST自体が MORE Than Robots というキャッチフレーズを掲げるだけあります。ロボットだけではないのだ。

やってきたこと

  • 知識面・制作面では千葉工業大学に打診をしてみることをオススメしてみました。活動場所が千葉県内(特に津田沼・船橋付近)であること、ロボットで著名な事などが妙にマッチしていたためです。なんと、国際的なチャレンジということで快く引き受けてくださいました。千葉工業大学はいい大学です。
  • とにかく資金調達は課題。CAMPFIREでのプロジェクトを実施しました。さらに、殆ど(参加メンバーの)ツテなのですが企業スポンサーが3社付きました。結構ギリギリで参加費を集めることができました。なんとかする力って大事です。
    • 参加費がなんとかなったという点を確認後、一旦、自分が立替ました。クレジットカードで6,000ドルを決済するのは初めてなので、無事停止喰らいました。直ぐに電話してロック解除してもらいました。ありがとう楽天カードのカスタマーサポート。
  • Webページをメンバー達に作ってもらいました。サーバはこのブログと間借りしてますが、ドメインなどは取得しました。技術的なところは多少助けましたが、ほとんどがメンバーによる運用です。
  • Twitter アカウント作ったりFacebook ページを作ったり。
  • サポーター・スポンサー向けの Facebook グループを作って活動を見える化しました。
  • 小さなロボットをタミヤのキットやセンサーを使って作りました。(千葉工業大学の学生さんにすごく助けてもらっています。)
  • AUTODESK様主催のCAD入門に参加
  • 記事にしてもらいました。

などなど、自分から指示したものもあれば、メンバーが自力で提案してやっているものもありますが、基本的にはメンバーが最終的にやる形を作っています!

自分がやっちゃうと意味ないし、疲弊してやれないからね!自分の体力は問題であります。

こんな感じで、CoderDojo の提示するターゲットの範囲で、テクノロジーに関することであれば来るもの拒まずスタイルを貫いて活動しております。ただし自分がどれだけ支援できるかは、参加メンバー、すなわちNinjaのやる気と働き次第です。今回は、そんな CoderDojo がちゃんとテクノロジーで困った若手を支えられる枠組みになれたかな?と感じられた最近の活動をお知らせしました。

最後、宣伝となってしまいます。

  • 参加費は払えましたが、輸送費・交通費などトータルで見れば資金的に赤字状態であります。もちろん、メンバーが最終的に自分で払わなければならない可能性があり、覚悟してもらうことは確認しましたが、基本的には地域 (千葉、関東、日本、アジア?) のファウンディングを得て参加する大会です。少しでもよいので、力添えいただけるとありがたいです。
    • 支援についての情報はこちらから
    • 資金的だけでなく、技術的、人的な支援の形でもありだと思います。例えば広報をちょっと手伝ったり、スポンサーに繋いだりなども想定できます。お問い合わせください!
    • 支援して頂いた方について、彼/彼女たちの活動についてオープンにして、見られるようにしております。是非遊びに(手伝いに?)来てほしいです。(1度遊びに来てもらってから支援を決定する形でも良いと思います。お問い合わせください!)但し場所は、千葉県内になる点ご了承ください。
    • 私個人宛になりますが、VALUでも同様に受け付けております。



リターン・特定商取引法に基づく表記についてはこちら

  • 日本は私達のチームのほかに、東京に Indigo Ninjas というチームがあります。このチームは参加4回目の、自分たちからすると国内では大ベテランであります。自分は直接やり取りしていないのですが、かなり助けてもらっているようです。やはりこちらのチームも資金調達中です。少しばかりではありますが、私も支援しました!

 

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